ホーネットです。
米国株投資家であればどうしても気になってしまうもの、それは為替の存在です。株式は安く買って高く売るのが原則。少しでも安く購入したいですよね。しかしながら米国株は米ドル建てなので、株価が下がっていても円安ドル高であれば割高でドルを買うことになってしまいます。
そんな為替の悩みを解消する方法を考察していきたいと思います。
なお配当の出る米国株を長期で積み増しする投資スタイルを前提としていますので、値上がり益だけを求めるグロース株投資には当てはまらない旨、ご了承願います。
為替の影響を受けたくないなら、通貨を変えなければいい
米国株を売買するのに円からドル、ドルから円に交換するとどうしても為替が影響してきますし、手数料も発生します。株の購入手数料も取られるのに、為替の手数料まで取られるのってもったいないですよね。しかしながら米国株を購入するにはドルが必要。一方日本の通貨は円。。。避けては通れない道です。
しかしながら通貨を交換しなくて良い方法が1つだけあります。それはドルで収益を得て、その収益で米国株を購入することです。具体的には米国株で得た配当収益をそのまま再投資するのです。まあ誰しもが考え付く当たり前のことですよね。。。一方でこの方法にはある制約があります。それが、資産が少ないと配当収入だけでは再投資ができないということ。
配当再投資を実現するにはどのくらいの資産が必要なのか?
ではどのくらいの資産(米国株)があれば、配当収入だけで再投資ができるのでしょうか?
私の場合、毎月約1,000ドル分の米国個別株を購入しています。今はほぼ入金した日本円が資金になっていますが、毎月1,000ドルの配当金が得られれば、配当収入をそのまま再投資できます。
ちなみに配当金には外国税10%と国内税20.315%がかかる(NISA口座でも外国税は引かれます)ので、税引き前の配当は以下の通りとなります。
税引き前金額 x(100% – 90%)x(100% – 20.315%)= 1,000ドル x 12ヶ月
税引き前金額 = 16,733ドル
では年間16,733ドルの配当金を得られるには、どのくらいの資産(株式)が必要でしょうか?
配当利回り4%とすると、、、418,325ドル
配当利回り3%とすると、、、557,767ドル
1ドルあたり112円と仮定すると、約4,700〜6,250万円の米国株が必要ということですね。
まとめ
米国株配当再投資戦略を実施する上で、為替という不確定要素から抜け出すには、5,000万円近くの資産が必要となります。もちろん配当利回りが高い銘柄に投資をすれば、必要な資産はもっと抑えることができます。
現在200万円そこそこの弱小投資家の私は、運に身を任せて愚直に積み増しを行うしかなさそうです。
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