SPXL レバレッジETFの弱点

3. 増やす - 投資全般

ホーネットです。
インデックス投資は市場平均の値動きをするので、退屈と思われる方もいるでしょうが、レバレッジETFという存在をご存知でしょうか?対象とする指標に対して、その2倍、3倍の値動きをするものや、逆指標(指標が値下がりすれば、株価が上がるもの)のようなものもあります。

今回はレバレッジETFとして有名なSPXLを例にとって、その注意点(弱点)について記載したいと思います。

SPXLとは

まず最初にSPXLのご紹介です。正式名称は「Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF」というもので、米国株取引と同様に売買が可能です。

S&P500というのは米国市場で厳選されたトップ500企業の株価を表す指標のこと。ブル3倍というのは、このS&P500の3倍の値動きをするということです。
例えばS&P500が3%上がればSPXLは9%上がりますし、逆にS&P500が3%下がればSPXLは9%下がります。インデックス投資でありながら、ハイリスクハイリターンな商品です。

SPXLの弱点とは

レバレッジETFに共通して言えることですが、ここからは分かりやすいようSPXLの場合に特化してそのリスクや注意点、それを踏まえた投資方法について説明していきます。

まずブル3倍という投資の最大の弱点ですが、下落相場やレンジ相場に弱いということです。これは単に値下がりも3倍になるというだけを言っているのではなく、カラクリがあるんです。

例えばS&P500が1,000ドルとしましょう。10%下がるとその評価額は900ドルになりますね。その後株価が11%上昇すれば、評価額は1,000ドルに戻ります。

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では上記の場合、SPXLはどうなるでしょう?最初の評価額はこちらも1,000ドルとします。S&P500が10%下がると、こちらは30%下がり評価額は700ドルになります。その後S&P500が11%上がれば、こちらは33%上がります。果たしていくらになったでしょう?元の1,000ドルに戻ったでしょうか?
答えは931ドル。全然戻りませんね。指標の2倍、3倍と動くレバレッジETFの弱点がまさにここなのです!

株価が上がったり下がったりすればするほどベース株価は下がっていき、例え長期的に指標が上昇してもSPXLの保有者はその3倍の恩恵は受けられないのです。価格ではなく値動き(パーセント)に対して3倍になるというところがミソですね。

SPXLはダメなのか?その投資戦略とは

ではSPXLがダメなのかと言われると、私はそうは思いません。人は速攻でお金持ちになりたいですし、資金が少ないのに値動きの小さいインデックス投資は退屈すぎますよね。ですので、SPXLの長所、短所をきちんと理解した上で投資をするのであれば十分アリだと思います。

ではSPXLを使った投資戦略(注意点)とはどんなことでしょう?私が考える投資戦略は以下の通りです。参考にしてみては如何でしょうか。

SPXLの投資戦略
  • 中長期で保有しない。利確と損切りラインを予め明確にする。
  • 相場の方向性が見えない時は投資しない。特に上にも下にもボラリティが大きい時は注意!
  • 上昇トレンドになった時に一気に買って、一気に売り抜ける。

余談ですが、SPXS「Direxion デイリーS&P500ベア3倍 ETF」というSPXLと真逆のETFが存在します。S&P500が10%値下がると、SPXSは30%値上がりするというものです。米国市場は長期的に見れば上昇し続けていますから、例えS&P500が高値圏にあったとしてもこのETFの購入はあまりオススメしません。メンタルの強い方だけにしてくださいね。

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