おぉぉっと!?「老後2000万円問題」が「55万円問題」に!?

こんにちは。老後2,000万円問題が大好物のホーネットです。
今回はこんなコラムを見つけましたので、ご紹介します。

「老後2000万円問題」が「55万円問題」に!?
~最新版「シニア無職世帯」のお金事情~

https://limo.media/articles/-/23917

つい先日まで老後2,000万円が不足すると言い始め、デモ行進まで行われたのに、いきなり55万円にまで下がってしまいました。一体どんなカラクリがあるのでしょう。。。まずは2,000万円問題のデータから再確認してみます。

高齢者無職世帯(夫65歳以上,妻60歳以上の夫婦)の世帯家計収支

食費:6万4444円
住居費:1万3656円
光熱・水道費:1万9267円
家具・家事用品:9405円
被服及び履物:6497円
保健医療:1万5512円
交通・通信:2万7576円
教育:15円
教養娯楽:2万5077円
その他の消費支出:5万4028円
・諸雑費:1万9432円
・こづかい(使途不明):6097円
・交際費:2万7388円
・仕送り金:1111円
非消費支出2万8240円

実支出…26万3718円
実収入…20万9198円


ひと月の赤字…54,520円

実収入が26万3718円なのに対し、実収入は20万9198円のため、毎月の不足額は5万4520円となります。この不足が老後の30年間続くとして計算すると

54,520円×12カ月×30年=1,962万7,200円

つまり約2,000万円となり、「老後2,000万円が不足する」ということです。

https://limo.media/articles/-/23917、「家計調査」(2017年)

高齢者無職世帯の平均収支を見ると、月々5万円超が不足するというものです。この数字はあくまで調査による平均値であるため、必要最低限の生活費というわけではなく、娯楽費などの支出も含めた数字であることは注意が必要です。教養娯楽費と交際費を併せて5万円超になるので、切り詰めれば赤字解消も不可能ではないですね。(きっとこのあたりの情報が伝わっていないので、過度に不安を煽ったように感じています。)

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この2,000万円問題は2017年の家計調査データを軸にしたものですが、2020年のデータを使うと以下のようになります。

高齢者無職世帯(夫65歳以上,妻60歳以上の夫婦)の世帯家計収支

食費:6万6131円
住居:1万4224円
光熱・水道:1万9810円
家具・家事用品:1万453円
被服及び履物:4789円
保健医療:1万6158円
交通・通信:2万8475円
教育:4円
教養・娯楽:2万155円
その他の消費支出:4万7149円
・諸雑費:1万9727円
・こづかい(使途不明):6228円
・交際費:1万9780円
・仕送り金:1414円
非消費支出:3万1957円

実支出…25万9304円
実収入…25万7763円


ひと月の赤字…1,541円

なお、2020年は2017年と比較して支出が4414円減、収入が約4万8565円増で、家計の赤字は月1541万円まで縮小しています。

これを老後2000万円問題の計算と同様に単純計算すると、

1541円×12カ月×30年=55万4760円

となります。この数字だけをみると、「老後2,000万円問題」から、たったの「55万円問題」に変わっていることになります。

https://limo.media/articles/-/23917、「家計調査」(2020年)

ほぼほぼ足りていますね。2,000万円問題が一気に55万円問題になってしまいました。。。

ここで注目すべきは2017年に比べて支出が少し減り、収入が大きく伸びているということです。2020年といえば新型コロナウイルスの蔓延がスタートした年であり、生活が大きく変わった方が多いと思います。特に外出の機会が減り、お金を使わなくなった方も多いのではないでしょうか。その一方、生活を補償するための様々な制度が生まれました。特別定額給付金もその1つですね。高齢者無職世帯は元々年金以外の収入がほとんどないので、この給付金は大きな収入増に繋がります。これが収入増の主な要因となったわけです。

数字の詳細や背景を見ていくと様々なものがわかってきますね。といっても老後に必要な資金は人それぞれなので、平均データだけを頼りにするのは危険です。周りの雑音に惑わされることなく、今できることを自分なりに精一杯やり、豊かな老後を送れるように頑張りましょう。

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