無理なく年間40万円改善した家計管理術

家計管理

家計簿を付けているがお金が貯まらない。
家計簿に何度か挑戦したが、続かない。
家計を管理するにはまずは家計簿を付けるべきだと言われますが、ただ記録するのって面倒ですよね。ましてや家計簿を付けてもお金が貯まらなければ続ける意欲が無くなってしまいます。

しかし家計管理のコツを理解し、工夫すれば、貯まる家計にすることはできますし、お金が貯まれば家計簿を付けるのが楽しくなってきます。

この記事では私が4年間続けている家計管理術や、改善方法、またそれを実現するためのツールをご紹介します。家計を見える化し、管理・改善することで私自身、年間40万円以上収支が改善しましたので、家計管理に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

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家計改善の効果が出ない、3つのワナ

まず最初になぜ家計改善の効果が出ないかについて考えてみましょう。家計改善の基本は家計簿を付けるところからスタートしますが、家計簿が続かなかったり、効果的な家計簿になっていなかったりすると意味がありません。そんなときはまず以下3点のどれかに当てはまっていないか、確認してみましょう。

  • すべての収支を手入力している。
  • 費用の分類がデフォルトのまま。
  • 予算を立てていない。

家計簿は大事ですが、何気なく記録だけを続けていても何の効果もありません。また効果が出ないと記録することすら飽きてしまいますよね。そういった負の連鎖に陥っている方はこれら3点をまず見直してみましょう。それぞれ何がマズイのかを個別に説明します。

すべての収支を手入力している

現在キャッシュレス化が進んでおり、お金の使い方が多様化しています。昔は銀行口座の預金と財布の中の現金だけ管理していれば十分でしたが、今はバーコード決済用の電子マネーやクレジットカード、各種ポイントなども考慮に入れなければなりません。また買い物をする場所も実店舗からネットショッピングへ移ってきています。

多種多様な資産を都度手入力していたら、間違える元となりますし、何より面倒ですよね。コツコツと続けられる方なら良いですが、大抵の人は挫折して記録することをやめてしまうでしょう。

これを解決するには銀行口座や電子マネーと自動連携できる家計簿ソフトがオススメです。家計簿は家計を把握、管理するためのものですので、できる限り時間をかけず長く続けられるものにしましょう。

費用の分類がデフォルトのまま

家計簿に収入や支出を記録するとき、デフォルトのカテゴリのまま何となく記帳していませんでしょうか。家計簿ソフトのカテゴリや振り分けは多くの方に当てはまるように作られているので、決してそれが悪いわけではありませんが、あくまで「代表例」でしかないので、家計改善に活かすためには少し工夫が必要です。

カテゴリや分類を工夫することで、削減したい項目がどのような状況にあるかが一目で分かりますし、予算も立てやすくなります。是非自分に合った、自分だけの家計簿を作ってみてください。

費用分類のコツについては、後述しますのでそちらを参照にしてください。

予算を立てていない

家計管理において予算は最重要です。収入を増やして、支出を減らせば優秀な家計と思われるかもしれませんが、単に節約するだけでは生活そのものが楽しくなくなってしまいます。予算を立て、それを達成することこそが家計管理であり、計画的に予算を見直し実行に移すことが家計改善です。

予算(計画)と家計簿(実績)はセットで管理しましょう。

家計管理、家計改善のプロセス

ここからは家計管理、家計改善のために何をすべきか、そのプロセスご紹介します。

家計管理、家計改善のプロセス
  • 1
    口座と自動連携できる家計簿ソフトに登録する

    手間がかからない家計簿ソフトを選定しましょう。

  • 2
    費用分類のやり方を決め、カテゴリを作成する

    目的別にカテゴリを分けて、改善計画を立てやすい家計簿にしましょう。

  • 3
    とにかく家計簿を3ヶ月続ける

    家計の実態を知るために、まずは継続が大事。

  • 4
    家計簿の実績を元に予算を立てる

    予算のない家計簿はただの『記録』です。予算を立てて初めて家計管理が始まります。

  • 5
    予算と実績を分析し、改善計画を立てる

    記録と目標を比較し、無理のない改善計画を立てましょう。

  • 6
    計画した改善計画を実行する

    行動しなければ意味がありません。計画したことは必ず実行しましょう。

  • 7
    改善結果を反映し、予算を見直す

    改善したら、次の計画を立てましょう。何も考えずに予算通りの家計になるのが真のゴールです。

兎にも角にも手間のかからない家計簿を探し、実績を取り貯めるところからがスタートです。現在の資産、収入、支出が見えていないと予算も改善計画も立てられませんからね。

最初に家計簿をつけて、予算を決めたらあとはPDCA(Plan Do Check Aciton)の繰り返しです。

この中で特に重要なのが、「5. 予算と実績を分析し、改善計画を立てる」です。予算と実績を見て、以下の点をしっかり検討してみましょう。

  • 予算と実績がなぜずれてしまったのか。
  • それぞれのカテゴリが同様の家庭と比べて多いのか、少ないのか。
  • 満足度の高い支出と低い支出の割合はどうか。

『満足度の高い支出』とは食費や娯楽費など、自身の幸福度が上がる支出のことを指します。ただし高ければ良いものではないという点は注意が必要です。一方で『満足度の低い支出』とは電気代などの固定費が一般的です。高くても安くても、電気が通っている限り満足度は変わりません。

費用分類のコツと予算の立て方

ここでは家計管理のための具体的なテクニックをご紹介します。
管理目的別に費用を分類し、その分類ごとに予算を立てれば目指すべき家計が見えてきますよ。

費用分類のコツ

費用分類が家計管理において最重要項目となります。費用分類は単純なカテゴリではなく、どのような性格の費用かという観点で決めていきましょう。

費用の大分類とは?
  • 生活に必須な最低限の変動費
    食費(外食を除く)、日用品費、医療費など。生活をする上で必須の費用であり、削ると生活の満足度が下がるもの
  • 幸福度を支える変動費
    外食、娯楽費、自己投資費など。価値観は人によって違うが、生活の満足度を高めるためのもの
  • 毎月発生する固定費
    保険、電気代、携帯代など。最低限のサービスを満足すれば、それ以上お金を払っても満足度が上がらないもの

大まかにこれら3点がきちんと区別できていれば問題ありませんが、一方でこれらの分類は価値観によって変わりますので正解はありません。あなたにとってどのような位置付けの費用なのか、考えながらカテゴリの作成を行いましょう。

ちなみに私の価値観によるカテゴリ分けは以下の通りです。迷ってしまう方は参考にしてみてください。

大分類内訳
生活に必須な最低限の変動費食費、日用品、衣服、医療、ガソリン代
幸福度を支える変動費外食、娯楽費、自己投資、スポーツ、プレゼント
毎月発生する固定費保険、光熱費、サブスク、携帯代、駐車場

予算の立て方

家計管理の中でおそらく一番浸透していないのが、『予算を立てる』という行為です。予算は健全な家計にするための目標です。予算なんて立てずに、とにかくたくさん貯金できれば良い、と考える方もいらっしゃるかと思いますが、ある程度お金を使わないと生活の満足度が下がってしまいます。予算内でしっかりお金を使って、現在と将来、両方の幸せを手に入れましょう。

さて具体的な予算の立て方ですが、Excelのようなスプレッドシートを使って、1ヶ月単位で1年分作成するのがオススメです。以下に予算作成のポイントをご紹介します。なお金額は千円単位の表記で十分です。

予算作成のポイント
  • 収入と支出の両方を予算化する
    賞与や補助金(こども手当など)も予算に入れておきましょう。
  • 生活に必要な最低限の変動費(生活費)はケチらない
    食費や日用品費は予想される額をそのまま記載しましょう。予算内で収まるよう多少多めでも良いです。
  • 固定費は年単位で発生するものも予算化しましょう
    自動車税や保険の年払いなど、毎月発生しないものも漏らさず予算化しましょう。
  • 幸福度を支える変動費(娯楽費)は使い切ることを考える
    娯楽費や浪費は無駄なコストと考えがちですが、予算内で使い切るつもりで計上しましょう。

家計は予算の範囲内で収めるものであり、出費は少なければ少ないほどよいと考えがちですが、そうではありません。繰り返しになりますが、予算は家計の目標値ですので予算通りの家計が理想であり、予算内での浪費は必要経費です。まずは予算通りに生活することを第一目標とし、その後予算を見ながら改善計画を立てていきましょう。

家計改善の実例紹介

ここまで家計管理の方法や予算の立て方の説明をしてきました。まずは家計を管理できている状態に持っていくことが第一目標とお伝えしましたが、やはり無駄は省いていきたいですよね。ここでは私が実際に行った年間40万円の家計改善の例をご紹介していきます。

前提条件
  • 私、妻、子ども2人の4人家族
  • 地方在住のため、車は必須。2台所有
  • 携帯電話は私と妻の2台。子どもはまだ小さいので所有予定なし

生命保険、医療保険の見直しで15万円/年の削減

私は生命保険と医療保険の一体型保険に入っていましたが、きっかけは会社に来ていた保険の営業の方の勧めでした。中身をきちんと精査することなく、言われるがまま保険に加入しており、補償額も「世間一般で見ると、これくらい必要」を言われたものをそのまま鵜呑みにしていましたね。こういうケースの方、意外と多いのではないでしょうか。

当時は月に2万円近く保険料を支払っていたのですが、貯蓄が増えるにつれ「本当にこんなに補償が必要なのか?」と疑問に思い始めたのがきっかけで保険を見直すことにしました。

ただし漠然と保険を見直そうと思っても、何もわからないまま、勧められるがまま保険を乗り換えていては意味がありません。今後も保険会社のカモです。そこで私は以下の項目を徹底的に調べてから保険仲介業者に相談することにしました。家計管理をきちんとしていたからこそ調べられたことです。

保険を見直す前にやっておくこと
  • 毎月の収入と支出、現在の貯蓄を把握しておく
  • 補償が必要な年数と補償額の希望を見積もっておく
  • ネット保険で保険額の相場を調べておく
  • 希望に沿わないものや、必要のないものはキッパリ断る準備をしておく

きちんと理論武装をした上で仲介業者に相談すると、考慮していなかった会社の補償制度を教えてもらったりと非常に有用なアドバイスを受けることができました。またきちんと家計管理をしていることから無駄な補償は提案もほとんどされませんでしたね。(提案しづらかったのだと思います。)

ある程度余裕を持った補償内容にしたものの、保険額は大幅に減額。結果として年間15万円も固定費を下げることに成功しました。

自動車保険の見直しで8万円/年の削減

自動車の任意保険も車を購入したカーディーラーの仲介で加入していました。きちんと補償内容のアドバイスを理解した上で加入していたので無駄があったわけではないのですが、毎年更新型のネット証券の方が安いのでは?と思い、見直しに立ち上がりました。

ネット証券は人件費が削減できる分安くなるのですが、一方で加入者がきちんと必要な補償内容を理解する必要があります。幸い私は必要な補償が明確だったので、スムーズに切り替えができたのですが、初めてネット証券にする方は、それぞれの補償内容をきちんと勉強することをお勧めします。特に2台以上保有している方は、補償内容は重複してしまわないよう注意が必要です。

2台分の任意保険の見直しにより、年間8.4万円も削減することができました。

携帯代の見直しで13万円/年の削減

携帯料金(スマホ料金)の見直しは、今や必須ですね。私は以前ソフトバンクを利用していたのですが、現在はY!mobileへ移行しています。3大キャリアからの変更だけでなく、余分なサービスを取り除いたシンプルなプランへ移行することで、年間13万円の削減をすることができました。

私の場合はSIMカードだけの契約にしたのですが、SIMフリー端末の方が少し安いですし、テザリングも無料になったので利便性も以前より高まったように思います。通信の繋がりやすさや、必要な通信量も加味する必要がありますが、今の時代、通信業者の選定は当たり前ですので、面倒臭がらずにチャレンジしてみてください。

オススメの家計簿ツール

さて、最後に私が現在使っているオススメの家計簿ツールをご紹介します。それはズバリ『マネーフォワードME』です。現在はかなり有名になりましたが、口座との自動連携など、家計管理をする上で必須の機能が盛りだくさんです。デメリットとしては、「予算を毎月固定でしか設定できない。」「一定数以上の口座連携や機能利用は有料プランになる。」などがありますが、それらを差し引いてもメリットの方が圧倒的に勝ると思います。

マネーフォワードMEを利用するメリット
  • 口座が自動連携するので、手入力が最低限で済む
  • 「保険の見直し診断」「おかねせんせい」などの家計診断サービスが豊富
  • 資産全体の状態や家計レポートが優秀。家計の状況が分かりやすい
  • 家計情報をもとにFPへの家計相談が無料でできる

右肩上がりの家計グラフを眺めるだけでも家計改善を頑張ろうと思えるサービスです。是非一度、下記リンクから登録して使ってみてください。登録は無料です。

まとめ

無理なく改善するための家計管理術について説明してきました。以下にまとめを記載します。

家計管理術まとめ
  • 口座連携可能な家計簿ソフトを利用する
  • 費用は各家庭の価値観で分類する
  • 予算を策定し、予算通りの家計を目指す
  • 家計改善は予算の見直しからスタートする

家計管理がきちんと行われれば、何が必要で何が無駄かが自然と見えてきます。お金と真摯に向き合い、満足度の高い生活スタイルを築き上げていきましょう!

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