ホーネットです。
株式投資といえば、JTやソフトバンク、ファーストリテイリングなど、日本の株をイメージする方が多いかと思いますが、近年はネット証券を中心に海外の株式も日本株と同様に購入することができるようになっています。これにより私を含めて米国株投資を始める方が増えてきましたので、今回はこの米国株について評価をしていきたいと思います。
ホーネットの投資評価
- ホーネットの偏見オススメ度:★★★★★
- オススメしたい人:中長期での資産形成を目的としている人、インカムゲイン投資家
私の中で今のところ最高ランクです。
米国市場は世界一大きく、その中には日本でも誰もが知っているような超大企業も少なくありません。例を挙げると、アップルやグーグル、P&G、ジョンソンエンドジョンソン、マクドナルドなどです。これら企業は世界的に事業を展開しており、各分野で圧倒的なブランド力を示しています。もちろん知名度だけでなく、売上高や利益などの財務データも、日本の企業と比べるとスケールが違います。今後も安定的に成長性してくれそうです。
では、具体的に米国株式の良いところ、悪いところを見ていきたいと思います。
米国株式の良いところ、悪いところ
良いところ
- 配当利回りが高く、増配を続けている企業が多い
米国の企業は株主還元の意識が高いため、自社の利益の多くを配当金として株主に還元している企業が多いです。またこのような企業は、増配も続けており、中には何十年と連続で増配をし続ける『配当王』『配当貴族』と呼ばれる企業も存在するほどです。日本は?そんな企業ありませんよね。。。 - 配当が四半期ごとに支払われる
日本の場合、多くは年に1回、多くても年に2回配当が支払われます。一方で米国企業の多くは年に4回支払われるのです。
もちろん回数が多くても、大事なのは利回りだと思いますが、投資家にとって嬉しいのは、企業によって権利落ち日や支払日がバラバラであること、権利落ち日から支払日までが日本に比べて短いことです。ちょっと工夫すれば、毎月配当金を受け取ることだって容易に可能です。 - 米国は先進国最大。そして人口はこれからも増える
日本では今後労働人口が減っていき、今以上の高齢化社会になっていくと言われています。他の先進国も同様の悩みを抱えているのですが、米国に至ってはこれからも人口が増加する予測になっているとのこと。人口が増えればそれだけGDPが増えるため、今後も経済成長(株価の成長)が見込めます。 - 世界的にトップクラスの企業が多い
前章でも触れましたが、破綻とは無縁と思われるような超巨大企業が多いです。もちろんリスクはゼロではありませんが、不安定な経済環境や限定されたマーケットの中で生きている企業よりも安心できることは間違いありません。
悪いところ
- ストップ高,ストップ安がない
日本市場には値幅制限があり、1日の株価変動の上限と下限が決められていますが、米国市場にはこの制度がありません。値上がりに関して制限がないのは嬉しいことですが、値下がりに対して制限がないということは、一夜にして株価が1/10になる可能性もあるということです。 - 売買手数料が高い
高すぎるというわけではないのですが、各ネット証券の日本株の売買手数料が非常に安いため、相対的に見ると米国株の売買手数料は割高です。ゆえに少額での高頻度取引は不利になってしまいます。できる限りまとまった金額で購入し、バイ&ホールドするのが良いかと思います。 - 情報が少ない、遅れる
米国企業の決算情報など、ネット社会が普及している現代ではほぼリアルタイムで見ることが可能です。しかし多くの日本人はおそらく、これら情報を和訳し、まとめてもらわないと理解できないと思います。そうすると結局、誰かがまとめてくれるのを待つことになるため、決算が良いのか悪いのかをすぐに判断することができないのです。
人によって良い悪いが分かれるところ
- 市場が開いている時間が、日本では夜間
米国市場が開いているのは、日本時間でいうと夜間です。多くの皆さんが眠っている時間なのです。日中の仕事をしている方なら特に、値動きをチェックし続けることができません。暴落なんて起こった日には、起きた途端、「おは。。。ぎゃー!!」となるしかないのです。
しかしながら、株価をチェックできないと割り切ることは精神的に非常にやさしいです。ザラ場中の値動きに一喜一憂することはないため、狼狽売りをせず、常に株価と冷静に向き合うことができます。私の場合はこれをメリットと受け取っていますが、人によってはデメリットと感じるかもしれません。
さいごに
日本の株式市場だけで取引している方は、一度米国株式という選択肢も考えてみることをオススメします。米国市場が魅力的であるということもありますが、何よりも分散投資というものを考えたとき、日本市場だけだとリスクが高くなってしまうからです。
私も元々日本株オンリーの投資家でしたが、米国株式を始めてから、どんどん資産配分が米国株の方に偏っていってしまっています。
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