【FX】ホーネットのFX投資術

ホーネットです。

私は米国株をバイアンドホールドし、手堅くインカムゲインを頂こうとしている堅実(保守的?)な投資家ですが、一方で”ゼロサムゲーム”と言われるFXもやっています。

FXをやっている中で、株式投資との共通点も見えてきましたので、その辺りも踏まえて私の運用状況を報告したいと思います。

FXとは?(初心者向け)

まず、FXについて簡単に説明すると、「株の信用取引の為替バージョン」です。・・・簡単すぎますね。もう少し詳しく書くと、自分の投資金額を証拠金とし、その25倍(※国内業者の場合)までの為替取引ができるというものです。いくつか専門用語みたいなものもありますので、以下に少し説明いれておきます。

レバレッジ:証拠金に対する取引額の割合です。国内業者の場合、証拠金の25倍まで取引できます。

スプレッド:買うときと売るときのレートの差です。ドル/円の場合、0.3〜0.5銭くらいが多いです。取引業者はこの差額で利益を得ています。

スワップ金利:通貨の金利差です。金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うことで差分の金利を得ることができます。ただし逆の場合は差分を支払わなければなりません。

ロング:例えばドル/円の場合、ドルを買って、その後決算(ドルを売って円に戻す)という取引です。円安になれば利益が出ます。

ショート:ロングの逆です。例えばドル/円の場合、ドルを売って(空売り)、その後決算(ドルを買い戻す)という取引です。円高になれば利益が出ます。

独特な用語が多いですが、慣れだと思います。通貨はドルだけでなく、ユーロやポンド、リラやランドなど様々であり、それぞれに特色があるので、自分が取引しやすい通貨ペアに特化して取引することをオススメします。

ホーネットのFX履歴書

さて、FXをやっている方にとっては不要な前置きが長くなってしまいましたが、ここからが私のFX投資の経歴です。まず今までの運用成績をざっくりと公開します。

・2018年7月にスタート。運用資金(証拠金)は5万円。
・2018年8月末で資金が46,184円に。一時は1万円以上のマイナスで、塩漬け生活が始まる。
・2018年9月に投資方法を見直し。既存ポジションを徐々に整理し、見直した投資術を開始。一気に資金は52,537円に。
・2018年10月現在、54,447円。地味だが着実に増やす。

どうですか?しょぼいですよね?現在はなんとかプラス圏に浮上しましたが、ゼロサムゲームで、9割の人が負けると言われている理由が実感できた気がします。

では、初心者の私がどうやってプラス圏内まで戻ってきたのか、理屈は株式と同じですが、次に私のトレード手法を公開していきたいと思います。

ホーネットのFX投資術

9月にマイナス(ロスカットの恐怖)から脱出するために、私が自分自身に課したFXルールは以下の通りです。お気付きの人もいるかもしれませんが、基本的な考え方は株式投資と同じだと思っています。重要なのは『基本はキャピタルゲイン狙い』『インカムゲイン(スワップ金利)は保険として考える』という2点です。

  • ドル/円(先進国通貨)のみのトレードとする。新興国通貨には手を出さない。
  • いきなり高額の投資を行わない。低レバレッジを意識する。(現在、1回の投資額はほとんど最低単位である1,000ドルです。)
  • ボックス相場であることを意識し、割高なとき(ドル/円でいうと、円安気味だと感じたとき)は大きな買い建てをしない。
  • スワップがプラスの方向(ドル/円でいうと、ロング)しかポジションを持たない。塩漬けになってもスワップポイントが助けてくれるという考え方を持つ。

1つ1つ見ていきましょう。

新興国通貨に手を出さないわけ

まず私がドル/円(先進国通貨)でしか取引を行わない点についてですが、これは新興国通貨がスワップ金利目当てで成り立っているという理由からです。新興国は先進国よりもデフォルトのリスクが高いため、経済効果による値上がり(新興国通貨の価値の上昇)はなかなか見込めません。そこで新興国は金利を高くし、自国通貨の魅力度を上げるわけです。そうすると多くの投資家はスワップ金利目当てに新興国通貨を買います。つまりスワップ金利が新興国通貨の価値を保っているわけです。
では、社会情勢が変化したらどうでしょう?

1)経済や社会情勢が発展したら。。。
経済発展により貨幣価値が上昇した場合、新興国は価値を維持するための金利を出す必要がなくなってきます。つまりスワップ金利が下がる可能性があるわけです。そうすると多くの投資家はスワップ金利目当てに投資しているわけですから、同じ金利であれば先進国通貨の方を優先し、先進国通貨を手放し始める(新興国通貨の価値が下がる)わけで

2)経済や社会情勢が衰退したら。。。
トルコの例がわかりやすいかと思いますが、情勢悪化により新興国通貨が売られ始めるため、放っておくと新興国通貨の価値が下がり続けます。新興国の企業の多くは先進国に対して債務を持っているため、自国の通貨価値が下がることによって、より多くの返済が必要になってきてしまいます。つまり債務不履行(倒産)のリスクが上がるわけです。国は金利を上げることにより、通貨価値の下落防止策を講じますが、金利は国が支払うものですので、金利を上げすぎると国自体の運営に支障をきたし、最悪の場合デフォルトを起こす可能性が出てきてしまうのです。

私が言いたいのは、新興国においては金利が上がっても、下がってもリスクになるということです。一番良いのは『現状維持』ですが、そのような保証はどこにもありません。また先進国に比べ、悪い状況を自国で持ち直す力も不足しているわけですから、スワップ金利だけに目を向けて投資をするのは、リスクしかないと思っています。

低レバレッジを意識するわけ

為替は株価と同じく、上がったり下がったりします。株の現物取引であれば自分の資金がマイナスになることはありませんし、売却しない限り損は確定しないのですが、レバレッジ取引であるFXは違います。

自分の予想と逆に値動きした場合、高レバレッジだと資金がマイナスになる可能性があるのです。通常、資金がマイナスにならないようロスカット設定をするのですが、ロスカットというのは『資金がマイナスにならないよう、強制的に損失を確定させる』行為ですので、借金からは逃れられるものの、市場から退場させられます。退場したら資金を追加しない限り取り戻せないのです。

株式もFXも共通して言えることですが、投資家がまず考えなければならないのは、大きく儲けることではなく、市場から退場しないことです。退場しないためには、低レバレッジとなるよう、リスクをコントロールした方がいいです。

割高なときはポジションは控えめに

為替は株価と違い、上がり続けたり下がり続けたりしません。国同士のバランスで成り立っているものですので、マクロに見るとレンジ相場が続いているということになります。つまり値上がりしすぎれば値下がりしますし、その逆も考えられます。

しかしながら欲を出してしまうと、常にポジションを取ろうと思い、
・上昇トレンドの高値で買い注文をする。
・下降トレンドの底値で売り注文をする。
みたいなことをやってしまうのです。冷静に考えれば愚かな行為ですよね。天才であればレンジブレイクしたところで売買し、大きな利益を得ることができるのでしょうが、FXがゼロサムゲームであることを考慮すると、そのような多くの人が真似できる手法でみんながハッピーになれることはない!と思うのが自然です。

スワップ金利によって、買いと売り、どちらか一方しかしないわけ

買いポジションからの値下がり、売りポジションからの値上がりが起こってしまうと、ポジションを塩漬けにしてしまうことがよくあります。私自身、塩漬けが悪いことだと思っていないのですが、巷ではよく、売却ルールを決めて塩漬けしない方法が議論されています。しかし、考えるべきは塩漬けをするかしないかということではなく、塩漬けになっても助かる方法を考えることだと私は思います。

現在のドル/円相場の場合、1,000ドルの買いポジションに対し、7円/日(0.7pips分)のスワップ金利が発生します。1ドル112円で買ったポジションが111円になれば、1,000円の損失ですが、5ヶ月塩漬けにしていれば、スワップ金利の方が高くなり、結果プラスになるのです。一方、マイナススワップである売りポジションを持った場合はどうでしょう?容易に想像できるかと思いますが、塩漬けになると日々損失が膨らんでいくため、日々損切りタイミングに頭を悩ませることになるのです。

さいごに

FXについて、最初は大きく儲けるためのハイリスクハイリターン投資だと思っていましたが、身の丈にあった、堅実な運用ができる人の方が勝てる地道な投資であることを実感しています。

株取引と共通していますが、きちんと資金管理ができない人、冷静な判断ができない人はFXにも向いていません。地道な努力に勝るものはないのです。

投資は自己責任ですが、参考にしてみてください。

 

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